施術・症状の考え方
本当の不調の原因
ライフイベントの増加、将来への不安、SNSの利用…
科学技術の発展により、人とのコミュニケーションの複雑化で多くの人が、気付かないうちに疲労やストレスを抱えています。
30年前と現在では、高層ビルが立ち並びインフラが整い、生活はしやすく感じるものの、緑が少なく、自然が遠のいてしまいました。
人はコンクリート見るとストレスを感じ、緑(自然)を見るとリラックスできる『脳の反応』があります。現在の環境そのものが、不調の原因となっているかもしれません。
なぜ不調が長引くのか
転倒し、体に傷を負うと、『患部の悪化を防ぐため安静にしよう』と思います。ですがストレスを感じるとどうでしょうか。ストレス環境にいるのはわかっているものの、どの程度ストレスが溜まっているのか分からないと感じている方が大半だと思います。
RPGゲームで例えると、体力ゲージが表示化されていて、今どのくらい体力が残っているのか一目瞭然。リアルな人間は体力と気力は数値化されておらず、放置しているといずれゼロになり、倒れてしまいます。
人間は身体に危機(ストレス)が訪れると、痛覚を緩和するホルモン(アドレナリンやドーパミンなど)が出ます。これは身体を守るための本能的な反応です。この期間は逆に、いつも以上のパフォーマンスがでて調子がいいと感じる方もいますが、それも続いて約3カ月。
それ以上はホルモンが枯渇し、動けなくなります。

なぜ、カイロプラクティックと
東洋医学の融合なのか

ながらくカイロプラクティック一筋で勉強してきました。カイロプラクティックは痛みの出てしまった主訴部が、一か所の矯正でよくなり、関節可動域の改善ができるアプローチです。局所の痛みには最適かもしれませんが、慢性的な症状をみていくときにあまり向いていないと長年思ってきました。 長引く不調=慢性症状 への対応はカイロプラクティックでも可能です。ですがまた元に戻りやすいのです。東洋医学、つまり経絡へのアプローチでは慢性症状の改善が可能で、幅広い症状に対応できます。 急性期に強いカイロプラクティック、慢性症状に強い東洋医学というイメージです。
カイロプラクティックの役割とは?
カイロプラクティックは、体が本来持つ「自然治癒力」を引き出し、健康をサポートするための施術です。その基本理念は、骨格や神経系が整っていることで、体全体がスムーズに機能するという考え方に基づいています。
骨格や背骨は、体を支える大切な土台です。そして、そこに沿って流れる神経は、全身に情報を届ける役割を担っています。骨格の歪みが神経を圧迫すると、情報がうまく伝わらなくなり、筋肉のこわばりや痛み、さらには内臓の不調まで引き起こすことがあります。カイロプラクティックは、この骨格と神経系のバランスを整え、体の内側から健康を促すのです。
骨格や神経が本来の位置に整うと、血流やリンパの流れも良くなり、体が内側から温まりやすくなります。日常的なストレスや体の緊張が和らぎ、心まで軽く感じられるようになるのがカイロプラクティックの魅力です。

東洋医学の視点
東洋医学では、体と心の健康には「自律神経のバランス」と「気の流れ」がとても大切だと考えられています。自律神経が乱れると、体のリズムが崩れ、心も不安定になりがち。そこで、東洋医学では「気」の流れを整えることで、自律神経を落ち着かせ、心身の調和を保つようにサポートします。
「気」と自律神経のつながり
「気」は目に見えない体内を巡るエネルギーで、流れがスムーズだと心身が元気で安定しますが、滞ると自律神経が乱れ、疲れやすさやストレス、めまい、不眠といった不調が生じやすくなります。東洋医学では、体全体のバランスを重視し、「気・血・水」の巡りを整えることで心身の調和を保ち、自然なリズムを取り戻すことを目指しています。
例えば、川の水は流れていますが、一部に滞りがあると水が汚くなり、腐っていきます。
その滞りを解消するのが経絡へのアプローチになります。

カイロプラクティックと東洋医学の融合によるメリット
急性期や筋・骨格構造的な問題に強いカイロプラクティックと、慢性症状や自律神経症状(不眠・めまい・胃大腸など)に強い東洋医学。
この二つを組み合わせることで、体や心の、長引く慢性の症状にも柔軟に対応できるようになります。カイロプラクティックで骨格と神経系のバランスを整え、東洋医学で経絡の流れを調整することで、体の内側と外側から両方にアプローチできるのです。相乗効果によって、痛みや不調が改善されるだけでなく、心身が健やかに保たれ、生活の質も向上します。
カイロプラクティックと東洋医学の融合によって、単なる一時的な改善ではなく、体と心が自然なバランスを取り戻し、持続的な健康と元気な毎日を手に入れることができます。
どのような施術をしていくのか
施術過程では、初回はじっくりお話を聞かせていただき、症状の把握をしていきます。
施術を始めてから最初は効果をしっかり出したいので、週に1度の施術。
それを5~6回施術していくと体の状態が上向いてきます
そうなると次は2~3週間に1度のペースで5回施術をしていくと、さらに体はラクになっていきます。トータルで施術回数は約10回、期間にして約4カ月になります。
この“4カ月”というのは、例えば、赤血球の入れ替わりも120日で4カ月、筋力トレーニングをしても4カ月程度しないと体の変化は感じられません。体に変化を出すには4か月は必要な期間と考えます。自律神経の調整では経絡を使います。私は鍼灸師ではないので、”イオン球“という銅とアルミをツボに貼り、体に流れる僅かな電気の流れをよくすることにより、内臓の血流も上がり、機能低下を回復していきます。
体の痛みに対しては関節の歪みや、筋肉の状態を調べ、少ない負担でアプローチしていくことで自然治癒力が戻ってきます。
痛みなどは限りなく少ない刺激なのでご安心ください。
平岸カイロプラクティックでは、体の痛みや不調を、施術を追うごとに深く探っていき、身体の反応をみることで、本当の原因を見つけ出し改善へ導きます。
身体の調子が上がっていくことで、気分が晴れやかになり、落ち着きを取り戻し、やりたかった事を実現できます。
原因のわからない不調や、痛みを長年抱えている方は、平岸カイロプラクティックへご相談ください。
自律神経の重要な働き
東洋医学では、体と心の健康には「自律神経のバランス」と「気の流れ」がとても大切だと考えられています。自律神経が乱れると、体のリズムが崩れ、心も不安定になりがち。そこで、東洋医学では「気」の流れを整えることで、自律神経を落ち着かせ、心身の調和を保つようにサポートします。
交感神経
活動や緊張のときに働きます。ストレスや危険を感じたときに心拍数を上げ、体を「戦うか逃げるか」の状態に準備させます。
副交感神経
リラックスや休息時に働きます。心拍数を下げ、消化を促進するなど、体を落ち着かせ、回復させる役割を持っています。
この2つのバランスを取りながら健康の維持をするのですが、
近年、『ポリヴェーガル理論』により明らかになったことがあります。それは…

A 交感神経(闘争・逃走反応の状態)
ストレスや危険を感じたとき、体は「戦うか、逃げるか」を選びます。このとき、心拍数や呼吸が速くなり、体が緊張します。これは私たちが危機を乗り越えるための準備をしている状態です。
B 腹側迷走神経(安全・社会的関係の状態)
ここでは、リラックスし、他者と良い関係を築く状態です。安全を感じ、社会的なつながりができるとき、私たちはこの状態にいます。心拍数が安定し、消化器官も正常に機能します。
C 背側迷走神経(凍りつき・シャットダウンの状態)
もし危険やストレスが非常に強く、逃げることも戦うこともできないと感じたとき、人は凍りついたり無気力になったりします。これは、動物が危険から身を守るために「死んだふり」をするのに似た状態です。心拍数が低下し、エネルギーが抑制されます。
Bの腹側迷走神経とCの背側迷走神経は、同じ「副交感神経」ですが、Cの背側迷走神経(以下、凍りつきモード)は緊張している状態とリラックスしている状態の中間状態だと理解しても、私はいいと思っています。
凍りつきモードとは、例えば
「上司に強く叱られて、頭が真っ白になり何も考えられなくなった」
「強いショックがあり、記憶が薄くなる」
「通勤・通学の時間になると、気力が無くなり立ち上がれない」
オートマ車に言い換えれば、
アクセルが発進で、交感神経の役割
ブレーキが停車で、腹側迷走神経の役割
何もしていないのにゆっくり進んでしまうクリープ現象が、凍りつきモードになります。
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