更年期のホットフラッシュは自律神経の乱れ?整体で整える体の温度スイッチ

はじめに

「急に顔が熱くなる」「汗が止まらない」「夜中にほてりで目が覚める」
そんなホットフラッシュは、更年期を迎える40代前半〜50代の女性に多い症状です。

病院でホルモン療法を勧められることもありますが、実は姿勢や自律神経のケアによって症状が和らぐケースもあります。
今回は整体の視点から、ホットフラッシュと体温調整の関係、そして「熱を下に流す」ためのアプローチについてお伝えします。

ホットフラッシュの原因とは?

西洋医学の視点

  • 卵巣機能の低下 → 女性ホルモン(エストロゲン)の減少
  • 自律神経の乱れ → 体温調整が不安定に
  • のぼせ・発汗・動悸・不眠などを伴う

東洋医学の視点

東洋医学では、更年期の症状は「腎」の弱りや「気血の巡り」の乱れと考えます。

  • 腎の力不足 → 体を冷ます力が弱まり、ほてりが出やすい
  • 気血の停滞 → 顔や上半身に熱がこもる
  • 結果としてホットフラッシュ、イライラ、不眠につながる

上半身に熱がこもる仕組みと整体の役割

更年期の女性は、上半身に熱が集まりやすく、下半身が冷える「上熱下寒(じょうねつげかん)」の状態になりがちです。

  • 首・肩のこり → 熱が頭にこもりやすい
  • 骨盤や下肢の血流不足 → 下に熱が降りていかない
  • 自律神経の乱れ → 温度調整スイッチが効きにくい

整体では、「熱を下に流す」アプローチが重要です。

整体でできるアプローチ

1. 背骨・骨盤の調整

骨盤や腰回りを整えることで、下肢への血流を促進。これにより、熱が上半身に停滞せず下に流れやすくなります。

2. 首・肩の緊張をゆるめる

首周囲の緊張を取ることで、頭にこもった熱を分散しやすくなります。

3. 呼吸の改善

胸郭を広げ深い呼吸を促すことで、副交感神経が働き、体温調整がスムーズに。

4. 下半身の巡りを促す施術

股関節・太もも・ふくらはぎなどを緩めることで、下半身の血流とリンパの流れが改善。熱を「降ろす」サポートとなります。

セルフケアのヒント

  • 下半身を温める:靴下・腹巻き・半身浴で下を温める
  • 呼吸法:寝る前に腹式呼吸10回で副交感神経を優位に
  • おすすめ食材
    • 熱を冷ます:きゅうり、大根、豆腐
    • 下を補う:黒ごま、山芋、なつめ

まとめ

更年期のホットフラッシュは、年齢だけのせいではなく、自律神経の乱れと血流バランスの問題が大きく関わっています。
整体で背骨や骨盤を整え、「熱を下に流すアプローチ」を行うことで、体温調整がスムーズになり、日常の不快感が和らぐ可能性があります。

「薬だけに頼らず、自然に体を整えたい」と思っている方は、ぜひ整体によるケアを取り入れてみてください。

投稿者プロフィール

坂野拓也
坂野拓也平岸カイロプラクティック院長
当整体院の代表を務める坂野です。私はこの整体院を通じて、地域社会の健康と幸福に貢献することを目指しています。私自身、長年にわたる施術経験と、カイロプラクティックと東洋医学の統合的アプローチに基づき、多くの患者さんの痛みや不調を改善してきました。
札幌市生まれ札幌育ち
・2008年4月日本カイロプラクティックドクター専門学院 札幌校卒業
・元カイロ学院の直営店 藻岩店 院長
・元カイロプラクティック専門学院 講師
・ディファーシファイドテクニック課程 修了
・アクチベーターテクニック課程 修了
・2016年4月豊平区に 平岸カイロプラクティック 開院
・2017年12月PAAC SOT ベーシック課程 修了。