生理痛のツラさ軽減法

生理痛でお悩みの方は当院へ!と言いたいところですが、僕自身、生理痛へのアプローチが得意でははないことと、生理痛の経過を見るのが難しいという点があり、今はもうアプローチしていません。ですが生理痛を軽減させる方法はあります。運動睡眠以外で、科学的に認められている生理痛のツラさを減らす7つの方法を全力で調べました。

生理痛とは

生理痛は子宮内膜が剥離する際に子宮筋層が収縮することによる痛みと言われています。具体的な原因は完全に解明されていませんが、子宮の収縮・プロスタグランジンの放出・ホルモンの変化・遺伝的要因・ストレスなどが関与していると考えられています。おおよそ女性の9割が経験してるというデータもあります。

生理痛を減らす7つの方法

➀緑茶を飲む

1日緑茶を3カップ~5カップ飲むと、緑茶に含まれているカテキンの効果で生理痛の発生率が下がります。どのくらいかというと、軽い生理痛は51%、重い生理痛は61%の割合で発生しなくなります。

ちなみに、コーヒーを飲むとカフェインの効果で血流が増して痛みが強くなるとも言われています。

②マグネシウム摂取

1日250mgのマグネシウムを摂取でPMS(月経前症候群)の気分低下と鬱状態の軽減、1日310mg~320mgを6ヶ月間摂取した場合、イライラや生理による筋緊張(生理中は筋肉がこわばるんです)に対するリラックス効果と、炎症・痛みの原因のホルモン量の低下が認められています。さらに1日600mg摂取で生理に伴う頭痛の発生率が41%低下すると言われています。 マグネシウム最強ですね。

サプリからマグネシウムを摂取するのもいいですが(寝る前に飲む)、おすすめは「ほうれん草」を食べる事です。

③頭痛を和らげる

生理中に頭痛がでやすい方は、実は生理中以外でも頭痛が出やすいです。

頭痛を発生させる原因は「ストレス」・「明るすぎる光」・「チーズ」・「睡眠不足」・「気圧の変化」・「アルコール」・「柑橘系のフルーツ」・「悪臭」…です。偏頭痛が出る条件と少し似ているものもあります。なので生理中は、明るい店内で生グレープフルーツサワーを飲みながらチーズフォンデュを食べると頭痛が悪化するかもしれません。

ストレスと気圧の変化による頭痛は当院でのアプローチ対象になります。

ここまで見ても、どれだけ女性が生理でツラさを抱えているのかがわかります。パートナーの方の協力も必要な状況もありますし、気遣いも大事になります。食べ物(栄養)に関しても摂取したほうがいいものは積極的に、避けた方がいいものには気を付けた方が余計なツラさに苛まれないのかなと思います。

④ストレスを発散させる

生理に入る直前のメンタルのストレスレベルによって生理の重さが変わります。生理に入る前はなるべくメンタルケア(自分の時間を作る・自然に触れる・気晴らし など)をしてコルチゾールというストレスホルモンを減らしておきましょう。ただでさえ、ストレスが多いとコルチゾールとアドレナリン分泌が多くなり、体内炎症が強くなって痛みが増してしまいます。さらに悪い事に、生理中に受けたストレスは次の生理に持ち越すみたいです。

生理中に痛みを加速させるようなことは避けたいので、メンタルケアは必須です。

⑤亜鉛で怒りが落ち着く

亜鉛を1日7mg飲むと、10週間後には怒りや敵意が低下するというデータがあります。普段からイライラしやすい男性にもいいかもしれません。亜鉛7mgを食べてまかなうのは難しいので、サプリでの摂取をおすすめします。

⑥はちみつが効く

生理の始まる2週間前からはちみつを大さじ1杯飲むと、プロスタグランジンという痛みを引き起こす物質を減らしてくれて、なんと鎮痛剤と同じレベルで軽減するそうです。おすすめのちみつはコストコにある、「カークランド オーガニックローハニー」です。ちなみにコストコ以外でも色の濃いはちみつであれば問題ないかと思います。

⑦野菜の多い食事

西洋食や外食が多い人より、野菜をたくさん食べる人の方が、性ホルモンの安定・生理痛の痛み減少・気分の上下動減少が期待できます。野菜のどういう成分が生理痛に効くのかまだはっきりわかっていないみたいですが、明らかな結果が出ているとのことです。

野菜の摂取量でいうと、厚生省では「健康な生活を維持するために、1日350g以上野菜を食べましょう」と掲げられています。

女性は月に数回性格が変わると言われていて、きっかけの1つに生理があると思います。生理で人間関係がこじれたり、パートナーと喧嘩したり、仕事の生産性が落ちたりと様々状況でネガティブに働きやすいので、ぜひ、ツラい生理痛に対して『7つの生理痛軽減法』試してみてください。
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